2019年8月7日水曜日

湯気旅♨️第一回 小布施篇(2)

こんにちは。

前回からだいぶん間が空いてしまいました。
すっかり夏の盛りとなって参りました。

ツイッターとインスタグラムではちょこちょこ書いてはいたのですが。
こちらのブログにきちんとまとめたかったんです。
はあ、やっと…

旅は始まったばかりです。よろしければ、お付き合いくださいませ。


という訳で、湯気の旅 小布施篇の第二回目をお送りいたします。

今回訪れたのは、長野県の北部、小布施という小さな町にある古本のお店「スワロー亭」さんです。



ここはデザイナーの奥田亮さんと、編集者である中島敏子さんが営んでおられる古書店で、お二人は「燕遊舎」というユニットでも活躍されています。

実は、奥田さんは関西に住んでおられたこともあり、私が20代の頃に「HOP」というグループを作って活動をされていました。
メンバーのひとりひとりがひょうたんを育て、できた実で音を鳴らす人たちの集まり、「ひょうたんオーケストラプロジェクト」の略で「HOP」です。

当時私は二十代でしたが、同僚がまさしくそのHOPに関わっていたため、存在を知り、一度イベントに参加したことがあったのです。
(その時は奥田さんと直接お話したことはなかったと思います)

「ひょうたんを育てる」、そして「成った実で楽器を作り、演奏する」という工程がとても壮大なような暢気なような、どこかおかしみのあるような…
そこに真剣に(?)取り組んでおられる大人がたくさん(?)いることに、当時23か24歳だった私は軽い衝撃を覚えました。

そして、「ひょうたん」というキーワードが、生活の中にちらりと入ってくるようになりました。
自分の存在の重苦しさのようなものに悩んでいた頃だったのでしょうか。
ひょうたんが飛び跳ねる絵を何気なく描いたところから「トビハネさん」という我が湯気オリジナルキャラクターが生まれたのであります。

という訳で、奥田さんは湯気カンパニーにとってとても大きな影響を与えてくださった方と言っても過言ではないでしょう。

*もう一つ、大きな影響を受けたのが「ご存知ひょうたん新聞」という飄々としたフリーペーパーなのですが、この作者の方についてはいずれ…


先日、ある方の縁で「ひょうたん」を育て始めた私は奥田さんの近況をお聞きしたこともあり、どうしてもこちらへ伺いたくなったのです。

というわけで、前回ご紹介した急行列車で小布施へと。
駅から、「スワロー亭」さんへは10分ほど。
小布施ミュージアムという建物の前に位置しているようです。

歩いている途中、小鳥のさえずりがずっと聞こえていて、稜線やあおばが目に優しく、楽しい道のりでした。
例のオブセ牛乳のお菓子も道中買いました)


…やっと着いた!


お店に入るのはやや緊張しましたが、初めてご挨拶をした奥田さんは、ゆっくりお話をされる優しい方で、どこかで会ったことのあるような雰囲気…
なんでしょうか… 森元さんにちょっと似ているような…?

奥様の中島さんは、華やかで気遣いの細やかな方で、たくさんお話をしてくださり、おかげですぐにリラックスすることができました。

本の他にも洋服や雑貨なども取り扱っておられ、お店のあちこちをじっくり見させていただきました。

普段は、お客様が店内にいる時はあえてお二人ともお店の奥にすっこんでおられるようです。
店主の存在を感じずゆっくり本を見て欲しいとのこと。
素敵です。

奥田さんの作品です
ホワワーン…

これですよ…
小さきひょうたんの中に広がる夢。うっとり。

「こより」の階段がついた灯台のオブジェもよかったです。
既製品のようでは決してなく、奇をてらったものでもなく、あくまで、小さな世界を丁寧に作り上げていらっしゃるのが、湯気的だと思いました。

ぜひ、お店に行って見てください。



それから、ひょうたん楽器のあれこれを見せていただき、演奏も聴かせていただくという贅沢な時間を味わいまして…

顔レレちゃん

私が目下育てているひょうたんの世話についても質問に答えていただくなど、かなり長い間お相手をしていただきました…
ありがたきシヤワセ。



こんな楽器たち、奥田さんはこんな方です。



ひょうたん楽器にはそれぞれ名前がついています。
(障子紙を貼ってあるショージ君とか。イカレレなど。弦楽器だけではなく、多種多様の個性ある楽器たちです)




定期的にされているイベント。他にもアーティストの方を呼んでのライブも行っておられます。






あっという間に夕方になり、ポツポツ雨も降り出したため…
我々が温泉に行くという話をしていたのを聞いてくださり、車で近くの穴観音の湯まで送ってくださいました。


♨︎
♨︎
♨︎

ここも、良いお湯でした。

北信五岳の山々が一望できる露天風呂に浸かっていると雨足が強くなり、地域の住人と見られる方々がどんどん入ってこられ、ご近所さんどうしでおしゃべり、「いやー、ぶどう畑にいたらこの雨だから引き上げて来たのよ」というのを聞いて、地域密着型、ふむ、やはり長野はぶどう畑か、など思っていますとますます雨は大降りに。

そして雷鳴混じりの土砂降りになって来たではないですか。

お風呂から出てオブセ牛乳を飲んで一服…愛嬌のある天使のロゴがなんともかわいい…


そんなこんなで、心配をしてくださった中島さんが車で迎えに来てくださいまして、その後夜ご飯を一緒に囲ませていただきました。

その時もずっと雷がなり続けていたのですが、いよいよ大きな轟音と共にお店が一瞬停電になったりもし、その瞬間も楽しく、その間もずっと話は尽きることなく…
初めてお会いしたとは思えず。
20年ぶりに恩人に再会し瓢を傾けあったような、なんとも不思議な心踊る一日となりました。


という訳で、すっかりファンになりました。スワロー亭さんも、小布施自体も。

少し先にはなりそうですが、湯気カンパニーでなんらかの形で!
改めてご紹介したいですよ!

お待ちくださいね。




おまけ)
帰宅してからの、湯気猫ろくちゃんの様子です。
毎回、スーツケースの用意をしていると入ってきて自分も連れて行けアッピールをするのですが、帰ってから空にした場所にも、何かを確かめるように入ってきます。

この柄… 見てください。 ひょうたんを傾けているあなぐまみたいですね?あの夜をあらわしているようではありませんか。




スワロー亭さん、ありがとうございました。また行きますね!!



          ーーーーーー  第一回 小布施篇 完  ーーーーーー


 






2019年6月23日日曜日

湯気旅♨️第一回 小布施篇(1)

こちらの湯気旅シリーズ、突然始めました。
特に温泉に入りに行くものではなく「湯気的なるもの」を求める旅です。



第一回は…


長野 小布施町(おぶせまち)です ♨️



2019/6/21

これまで長野県には「松本市」に一度行ったことがあるのみでしたが、今回、ある目的があり「小布施」へ行くことになりました。



北信州のローカル線、長野電鉄。
JR長野から歩いてすぐの駅から「湯田中」行きのA特急に乗ります。



地下への階段を降り、この広い待合を見た時の嬉しさ…
何とも情緒がありますねー!
20年以上前に訪れた旧石垣空港の待合を思い出しました。

改札のほぼ真ん前でお野菜、味噌、米にパン、七味など売っていまして、なんと駅員さんに直接料金を払います。

30分に1本の特急がちょうど入ってくる時間だったため、このときは何も買えず、やや急ぎ足でホームに向かいました。

停まっていたのは「ゆけむり」号。
これまた… とてもレトロな外観のロマンスカーでした。
前と後ろに眺望の良さそうな展望席がありましたが、残念ながらもう埋まっていてそちらには座れず。
そして、ゆけむり号の外観を撮らなかったことも悔やまれます…

次は絶対に早めに来て、待合、そしてホームでの時間を過ごしたいです。
それから展望席には「後ろ」の方に乗りたいものです。(後ろ向き)

ゆけむり号前部分。運転席は2階なのです!運転手さんがはしごを引っ張り出して入ってらっしゃいました。
*こちらの様子も、私の後ろから動画を撮影している方がいらしてですね…
邪魔してはいけないと思いあまり写真を撮れませんでした。



ふわー 千曲川は大きいなあ。

橋を渡って電車は走ります。


ちなみに改札を入る時に買いそびれていた特急券「100円」
車掌さんが車内販売で回って来るので買ってくださいと言われていたのですが、その女性車掌さんの登場が本当に静かで…そのゆかしさに打たれました…

大阪とは違うなあー


車窓からはやはり果樹園が多く目に飛び込んできます。
遠くに青い稜線が見え、涼やか〜。
6月の曇り空のわりには空気が乾燥していて心地よい。

そして小布施に近づくにつれて増えてきました、このフッサフサの木。

なんだっけ この木?
何の果実?

ボーっと眺めているとやがて着きました。

「小布施」です。

「栗と北斎の町」というアナウンスが流れました。

栗…





懐かしい昔ながらのホームに降り立ち、感動のためロマンスカーの写真をまたも撮り損ねる。

うーむ。
あたり一面に広がる、この匂い…

子供の時によく遊んだ原っぱの匂い。
確かにこれは…あの匂い。
原っぱ横の土地に3本植わっていた「栗」の木の匂いです!!

先ほどのフサフサは栗の木だったのでした。
(私は小布施が栗で有名な場所ということも知らなかったのです…)

****

駅前で栗のソフトクリームを食べ、これまた小さいロータリーを抜けて歩き出しました。

道中、何やら可愛らしいパッケージのお菓子を売っているお店を発見。

んっ


これは…

オブセ牛乳焼きドーナツ。

百貨店で見たことがあります。
にくい(いや、にくめない)パッケージ…!
ここで作られていたんですね…!
「オブセ」と「小布施」が繋がった瞬間でした。


そしてフラフラと歩いて到着しました。



「スワロー亭」に。

ついに来ました…




何だか長くなってきた…


つづく。

2019年3月7日木曜日

西院春奏祭

2019年3月31日(日)京都 西院春奏祭にて森元さん&たらすなさんも紙芝居で参加されます。


京都市西院在住のミュージシャンが各会場を担当して企画をねった音楽のお祭りです。
ふちがみとふなとさんが会場係&出演で一日中いらっしゃるのが「アメリカンバーストラクチャー(STRUCTURE) 」

主なタイムテーブルは以下の通りです!


12:00~12:20…濱本健児
12:30~12:50…れいじーぴっかーず
13:05~13:50…森元暢之×たらすな(乱入 ふちがみとふなと)
14:00~14:20…ナランチャ
14:30~14:50~林岳男
15:00~15:20…いちやなぎ
15:30~15:50…北川知早
16:05~16:50…遠峰あこ×ゴトウイズミ
17:05~17:50…中村たこ達紀(O.A 村上"アッシュ"篤史)
18:00~18:20…げざんかつたろう
18:30~18:50…ヘアンナケンゴ
19:05~19:50…ムニエルズxふちがみとふなと


たくさんの応募があったみたいで、たくさん参加されます。^^


★投げ銭制です


お近くの方ぜひどうぞ!!
私も行きます!!!
絵:森元暢之(上も)



おまけ:
ユーハイムの、さくらバームクーヘン ^^



触っただけで伝わってくるしっとり感!!

これ食べて、今から広島帰ってきます。(日帰りです…)



2019年3月3日日曜日

さなぎ 夕暮れ



もう三月になってしまいました…
早いですね。
さきほどツイッターのヘッダー画像をこれ(上の)に変えましたが…
(「ぴあの時代2」でおつけした栞のバージョン1です)

この時期に蛹ではちと遅いのではと上げてから思い…

まあ、いいですかね…

今後調子が上向いたら差し替えます。^^;;

今調べたら、蝶の種類によって、蛹の期間ってものすごく違いますね。
長い方で10ヶ月とか。
ちょっと安心しました…(何にどう安心していいのか)

* 

私は昨年末から、例の辺野古のニュースやら、体調の不良などが重なって気が塞ぐことが多くなってしまい、最近まで頭と体がちゃんと動いておりませんでした。

お手紙もずっと遅れがちでしたが、ようやく先日にアンケートをくださった方全てにお返事を出せた、と思います。お待たせして申し訳ありません。
  よくよく確認したつもりですが、まだ届いていない、という方がいらっしゃいましたら教えてください。

「僕に宛てて」の読者カードですが、アンケート方式をとりまして、その質問の1番が「あなたは普段どんなことをしていますか」だったので、みなさまとてもナチュラルに冒頭から自己紹介をしてくださり、それがとても個性的で面白く、読み応えがありました。
そしてありがたいことに、何人かの方と文通が始まっております。(お返事遅々としておりますが…)
ものすごく、嬉しいです…!

手紙は、やはりいいですね。
著者のおふたかたにもお手紙のコピーを送りますね。
本当にありがとうございました。


* *

2月初めには、森元さんのつながりでお世話になっていた漫画家のうらたじゅんさんの突然の訃報に茫然としてしまいました。

少女のような方でした。
いつお会いしても笑顔で、優しく接していただきました。


「赤い実のなる木」という曲をふちがみとふなとさんに提供されています!


一昨年森元さんと展示に伺った時、昔一緒に暮らした猫のミルキイのお話を愛おしそうにされていたのが印象的でした。

長谷川書店の稔さんも偶然その場にいらして、うららかな春のひと時をご一緒に過ごさせていただきました。

今頃きっとミルキイと一緒にお昼寝されているかもしれないですね。



うらたさん、先月の「わからん屋」さんのライブで「赤い実のなる木」ふちがみとふなとさんが演奏されていましたよ!

アルバムに収録されている渕上さんの声はあどけなく、儚い感じでしたが、その時から声がまるく、歌い方も深くなっておられ、トイピアノではなくて鍵盤ハーモニカでの演奏で、音色が胸に沁みました。
夕暮れの校舎で誰かが弾いているオルガンを聴いているような懐かしさを覚えました。

また、聴きたいです。
聴くたびあの春の日を思い出します。






おまけ

絵葉書、まだないかな?と探したら、蝶と校舎の絵が…! 偶然に、涙。
蛹から羽化できるよう、頑張ります。



2019年1月23日水曜日

今年もよろしくお願いします。


お正月の花はかすみ草にしました。

これまで私はかすみ草を単体で買ったことがありませんでした。
どこか薄幸で地味な花だと思って、他の花と合わせることもあまりしていませんでした。(他の花に合わせる花として定着しているのがかわいそうでもあり、かすみ草単体の魅力にも気づいておらず)
しかしながら、単体で飾ってみますと、わっと広がって香りもとてもいいですね。
花のひとつひとつ可愛らしい。
そしていつが花の終わりなのかわからない。


「ウンギョ」という映画の中で、最後にかすみ草の花束がモチーフとして出てくるのですが、その場面のかすみ草はふわふわなのに何だか重く見えました。
なかなかいい存在感のある花だなあ、と思いました。


何が言いたいのかよくわからないですが、今年もよろしくお願いします。

去年は本1冊も出せなかったですけど、今年は色々と楽しみにしててください。
湯気だけど重いな!って思ってもらえるようにがんばります。